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​シノビオリンの抑制

抑制することで基礎代謝を上げてダイエット効果とアンチエイジングを成功に導く

代謝調節遺伝子

 

■代謝の要となる生命力の源泉・ミトコンドリア

昨今、医学会を中心にあらゆる分野で注目されているのが「ミトコンドリア」です。

​ミトコンドリアは細胞内の小さな器官の一つです。人間の約37兆個ある細胞のうち、赤血球を除く、ほぼ全ての細胞に存在します。これは、細胞に必要なエネルギーをミトコンドリアが生産しているためです。

ミトコンドリアは、酸素を利用して糖分や脂肪酸からATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー源を作ります。この ATPというエネルギーがあるから、私たちは体を動かしたり、体温を維持したり、物事を考えたりする事ができるのです。

​我々の祖先がミトコンドリアと共生し始めたのは20億年以上も前のことです。それまで、生物のエネルギー生産量はごくわずかしかないものでした。ところが、ミトコンドリアを細胞に取り込むことでエネルギー生産力が一気に増大したのです。

そのため、ミトコンドリアは生物の飛躍的な進化に繋がる重要なファクターだったと考えられています。いわば、ミトコンドリアは生物における生命力の源泉なのです。

一方で、これはミトコンドリアの働きが低下すると、全身の細胞活動そのものが低下するということを示しています。細胞活動が低下すれば、代謝が落ちて太りやすくなり、肌の調子なども悪くなります。もちろん、美容的な問題だけでなく、心臓疾患、生活習慣病などの重篤な健康障害が起こる可能性も高まるのです。

シノビオリンの制御によりミトコンドリアが増加する

今回紹介したいのは、「シノビオリン」という遺伝子についてです。というのも、このシノビオリンを抑制すると、ミトコンドリアの数を増やす事ができるからです。

シノビオリンは、リウマチの発症メカニズムに深く関わる遺伝子として私が発見しました。このシノビオリンは、生理活動を行う特定のタンパク質を壊すために、タグ(目印)をつける働きをしています。

シノビオリンは千手観音のように多くの手を持っており、さまざなタンパク質にタグをつけます。タグをつけられたタンパク質はどんどん壊死していきますから、シノビオリンの活性が過剰になると、本来のタンパク質の役割を十分に果たせないうちに破壊されてしまうのです。

シノビオリンの作用は体に不要なものを除く上では大切な働きですが、度が過ぎると、リウマチのような症状を発症させます。

研究を進めるうちに、このシノビオリンがミトコンドリアの生成に不可欠なPGC-1βというタンパク質にも「破壊指令」のタグをつけている事が判明しました。そのため、シノビオリンを制御する事でミトコンドリアが増加するのです。

現在、ミトコンドリアの働きをよくする機能性成分としては、コエンザイムQ10やαリボ酸、L-カルニチンなどが良く見られます。しかし、これらはミトコンドリアの餌となるものです。一時ミトコンドリアは元気になりますが、数が増えるわけではないので、長期的な効果はあまり期待できません。

大量のエネルギーを長期的に生成するためには、やはりミトコンドリアの量を増やす事が最も効果的でしょう。

それでは、シノビオリンの抑制によって完全が期待できる症状について上げていきましょう。

 

■肥満(メタボ)

肥満の原因は代謝の低下とされています。つまりエネルギー不足で摂取したカロリーが消費されず、脂肪として体内に蓄積されてしまうのです。しかし、エネルギーの生産工場であるミトコンドリアが増えれば、燃焼活動が再び活発になります。肥満の解消は、糖尿病など生活習慣病も改善にもつながるのです。

私は、遺伝子工学的技術を用いて、遺伝的にシノビオリンがまったくない肥満マウスを作り、通常の肥満マウスと比較しながら観察しました。

すると、エサをきちんと食べていても、シノビオリンを無くした肥満マウスの体重がどんどん減少していく事が判明したのです。

これはミトコンドリアの増加により、基礎代謝が上がったからだと推察されます。また、このマウスを詳しく調べたところ、ミトコンドリアの量だけでなく、ミトコンドリア一つ一つの大きさも大きくなっていきました。

■アンチエイジングや妊活

若いうちは​​、細胞が死んでも、どんどん新しい細胞に入れ替わります。しかし、年齢を重ねて行くと、代謝が衰え、死んだ細胞は溜まって線維化(硬くなる事)してしまうのです。

これは加齢とともにミトコンドリアが減少していくためで、特に肌の衰えとして現れます。

ミトコンドリアが増えれば、こうした老化現象にもブレーキをかける事ができます。

また、卵子の老化にもミトコンドリアの不活性が深く関与しているとされており、妊活の助けになることも期待できます。

■更年期障害

女性ホルモンのエストロゲンには抗炎症作用があります。そのため、更年期を迎えて、エストロゲンが急減すると、体のあちこちに慢性炎症が起こりやすくなります。こうした炎症が、更年期に伴うさなざなな症状の原因になると考えられているのです。

​観察してみると、炎症が起きている場所は必ずシノビオリン量が多くなっています。炎症の悪化に深く関与していることは明らかだと言えるでしょう。

また、ミトコンドリアの活性化が、炎症で疲弊した細胞を元気にしてくれます。

やはり、こうした炎症を抑え、さまざまな症状を解消するためにはシノビオリンの活動を抑制する事が効果的なのです。

シノビオリンの働きを抑制することは、病気や老化だけでなく、若々示唆を維持することやQOL(生活の質)を上げることにもつながるのです。

​もう年だからと諦めるのではなく、この情報をもとに、ぜひ健康美人を目指してください。