世界が驚いた新遺伝子 "シノビオリン" の発見

About Dr.Synoviolin
中島 利博 (なかじま としひろ)1989年、鹿児島大学医学部卒業。
聖マリアンナ医科大学教授を歴任後、米国ハーバード大学医学部教官などを経て東京医科大学医学総合研究所教授。
日本リウマチ学会賞、日本内科学会奨励賞、ノバルティス・リウマチ医学賞など多数の受賞。
最近では、リウマチの原因となるシノビオリン遺伝子(Hrd1)が、エネルギー代謝を司る転写因子Nrf2の制御を介して肝硬変の進展に重要な役割を果たしていることを証明し、さらには、シノビオリン抑制剤が肝硬変モデルに対して治療効果を示すことも発見した。
また、2006年に初めて中央アジアにあるキルギス共和国を訪れて以来、先進国ではほぼ撲滅状態にあるにもかかわらず、中央アジアの各国においてはいまだに子供たちに蔓延する"リウマチ熱"、およびその後遺症による"リウマチ性心疾患"を見出し、調査、治療、予防活動の指導にあたっています。
シノビリオンを考える会メンバー
川原 幸一
大阪工業大学
工学部生命工学科 教授
八木下 尚子
聖マリアンナ医科大学
難病治療研究センター 講師
藤田 英俊
東京医科大医学部総合研究所
運動器科学研究部門 講師
荒谷 聡子
東京医科大医学部総合研究所
運動器科学研究部門 講師
三浦 直樹
鹿児島大学 農水産獣医学域獣医学系 共同獣医学部 附属動物病院 准教授